エジプトビールの講義を受けに@三鷹市中近東文化センター
私とMちゃんはキャンセル待ちでしたがちょうど二人欠員がでて入ることが出来ました。
受講料一人1500円(入館料の差額は返ってきます)。

“WHITE NILE”
まず最初は
「ビールから探る古代エジプト人のくらし」
中部大学准教授 中野智章 氏 の講義からはじまりました。

スクリーンを用いて古代ビールの歴史や背景を説明。
・古代ビールはパンと並ぶ重要な食料の一つだった
・子供のお弁当にも、もっていっていた
・今のビールと違って濾して飲むスープのようなものであった
・パンを水につけて発酵させたものがはじまりともいわれる
・ビールもワインのように古代から簡単なものから高級なものでまであったのではないかの推測
・象形文字に使われるほどポピュラーなものだった
・お墓の副葬品として立体物が収められたり、壁画にビールをつくるところが度々書かれた
・はじまりは先王朝時代のヒラコンポリスでその当時は給料かわりにビールが支払われていた
・それは古王国時代の増す束にも多数記載されていた
などなど…。
ヒエログリフの読み方も少し披露されていました。
ここでWHITE NILE(ホワイトナイル)なるビールが振る舞われ
「“古代エジプトビール”から現代ビール“WHITE NILE”」
黄桜株式会社研究所 清川良文 氏 の話に続きます。

エジプト考古学の権威吉村作治氏が、2002年に壁画をもとに作り方とその原材料がエンマー小麦であった探り当てました。
そのエンマー小麦は現在もう世界でほぼ栽培されていない品種で、古代ビールの栽培は無理とされていましたが京都大学に保存されていたということで、それを増やし2004年にエンマー小麦を使用した古代ビールが蘇ったというお話でした。
ただし古代エジプトビールは現代人の嗜好にあうものではなかったので
そのあと、「エンマー小麦を用い、最先端技術で醸造したおいしい現代ビール」というコンセプトのもと早稲田大学と黄桜酒造にひきつがれ共同開発され製品となったとのことです。
さっぱりとしたビールでした。
参加者のなかで少し甘みのあると表現されていたかたもいました。
今回以外は早稲田大学の学食と今行なわれている横浜Y150の海のエジプト展、ネットで購入できりとのことです。
→黄桜酒造オンラインショップ
→横浜Y150の海のエジプト展
すぐ横では吉祥寺のカフェもかの店長さんがが寄贈された珈琲にまつわる収集品が展示されていました。



常設展示もすばらしいです。
ものすごく長い時間の流れを感じたくなったり、きれいなものが見たくなったらここに来ます。

これは長い間土に埋もれていたために銀のように表面が変化してしまったけど奈良の正倉院に同じカタチをしたもとのガラスのままの状態のものが保存されているとMちゃんのお母さんから聞きました。
真珠がコーティングするみたいで不思議です。
今中近東文化センターで開催されている『中近東の星座と神話』のほうも面白い展示がいっぱいでした。
古代の星座早見盤アストラーベの展示や星のカタチをした青いタイルの展示やプラネタリウムなど盛りだくさん。
中近東の民族衣装を一回200円で着ることも出来ます。
これから8月~9月にかけてもワークショップも盛りだくさんのようです。
→イベント情報ページ
→中近東文化センター
Mちゃんは今日の直前までトルコ→ロシアを旅行してたのでマトリョーシカ人形とか、バクラヴァというお菓子やいろいろお土産もらったのすごくかわいい

私の方は京都の聖護院の黒ごま八ッ橋~賞味期限がその日まで…、家ついて確認して慌ててメールしたら冷凍もできるし大丈夫よ~とのこと、本当ごめんなさい。
下階のいつもお世話になってるお姉さんには渡せたけど、再度連絡いただいて縁がつながったKさんには期限内に渡せなかった。あーあ><
この講義で調布の女性のかたと知り合えました。
Mちゃんとお母さんの話も面白かったし収穫多かった半日でした。
前回訪れたときの日記です。(建物、常設展示の写真もあります。)
→中近東文化センター@三鷹市大沢
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中近東文化センター

所在地:
〒181-0015 東京都三鷹市大沢3-10-31
Tel 0422-32-7111 Fax 0422-31-9453
開館時間 :10時~17時(入館は16時30分まで)
休館日: 月・木曜日(祝日は開館:振替休日なし)
入館料: 一般 800円 高大学生 500円
65才以上400円 中学生以下は無料
三鷹市・武蔵野市市民 100円(中学生以下は無料)
団体15名以上 200円割引
*入場料金と開館時間は訪問した当時のもので現在は変更されています。
公式サイトよりご確認ください。
