武蔵野の歴史と民俗|江戸東京たてもの園
Category博物館・科学館・郷土資料館
武蔵野の歴史と民俗 ー旧武蔵野郷土館収蔵資料展ー
会期 2017年9月26日(火)ー2018年3月4日(日)
もうすぐ会期も終わりと見に行ってきました。
古代の石器に宝飾品に土器に農機具などなど。
有史以前の数万年の縄文・弥生時代から実際につい最近まで使われていた道具たち。
人々の生活が変れば道具たちも変化する。
一世紀まえの農機具の使い方も現代の人間にはわからないものだってある。
土器の表面に現れる装飾にしても年代とともに違う。
もちろん現代だけに目を向けても趣味も道具も色々です。
大昔に埋葬された人の骨が出てくる。
それで姿背格好は骨の状態やDNAを解析するとある程度再現予想はできたりする。
しかし、何を好みどんな道具を用いどう暮らしていたかまではわからない。
一緒に出土するさまざまな者たちを研究し推測する。
そして古代の人々を想像する。
また、そのイメージを一新するのは新しい出土品や既知の品における発見。
自分が生活している場所にどういった人がどういう暮らしをしていたか考えます。
外見はいまの人々と違いどうだったのか。
気性は荒かったのか穏やかだったのか。
豊かだったのか苦しかったのか。
人生を謳歌していたのかと。
古い発掘されたものが失われてしまう。
そうすれば、古代は完全な想像のみの世界になってしまうことでしょう。
まるでファンタジー世界のような。
もしくは思い込みによって今と全く変わらなくあったと思うかもしれません。
本当はどう暮らしていたのかを知りたいという探究心が、博物館や民俗館やたてもの園を作り維持していく原動力となってきたんだろうと思います。
古代の人々はどういう人たちだったんでしょうね。
自分が生まれてから今までの数十年の間にも道具や服の流行、果ては平均的な外見までがめまぐるしく変わってきたように思います。
縄文、弥生、古墳、、、天平、、明治、大正、、昭和、、平成、、もうすぐ変わる次の元号は何でしょう。
きっとどの時代もいまもっている代表的なイメージだけには収まらない変化を含んでいたのではないかと思っています。
日本の有史以降の歴史が多めに見積もり二千年。
縄文時代は約一万年。その間は一体どんなだったんだろうと想像している時間は、今いる場所が地層のように時間か何かが積み重なっているようでなんだか雄大で楽しいです。
通算1,500記事目のこのブログ。
12年分の記事を振り返るだけでも同じこともあればかなり変わったこともございます。
常にいまや未来に目をむけつつもたまに、振り返ると面白いです。
もとよりやや古代やレトロなものに惹かれてやみません。