武蔵野を中心に東京探訪日記 since 2006

武蔵小金井ー吉祥寺や旅先を探訪する日記です。

『パフューム-ある人殺しの物語-』@よみうりホール

昨日、『パフューム -ある人殺しの物語- Perfume: The Story of a Murderer』の試写会へ行ってきたのを思い出してw、行ったのは2月の半ばくらいです。

パフュームハガキ2



東京国際映画祭の招待作品リストからのチェックで、原作は、スピルバーグが映画化を熱望した全世界1200万部以上の大ベストセラーのドイツの映画です。


パフュームパンフ



レビュー書いておこうかなぁと思いつつ、その時、慌ただしかったので、なんとなく書き損ねてました。
(今回のは、映画のレビューと言えば、そうでもない?)

後ほど、テレビスポットをみて、かなりびっくりw
確かに衝撃的なシーンで、クライマックスの部分だけど、そこを取り上げないで下さいと言うかんじのシーンがどーんと、、、いえ、いいですけどw

試写会行った当日(2/16)、いとこへあてて送ったバレンタインのチョコレートが届いたらしくって、届いたよーのメール貰って、今日、試写行ってたよーとか言って、映画面白かったので、薦めたらあのテレビスポットひどいです。


↓ここから観れるようです。
『パフューム -ある人殺しの物語- Perfume: The Story of a Murderer』
http://perfume.gyao.jp/



…と、言うより、バレンタインに、チョコを上げる相手が、メンタルバランスチョコGABA(他のかたの日記でみて「こんなのあるんだ。いいかも。」とか言っていたので)を前日にくれた友達にお返しに同額のチョコをはさんだアイスケーキと、あと、父といとこだけって、それでいいのかとw。

お父さんお返しくれないので、それも併せて、伊勢志摩で小さいパールラリエット買って貰いましたw 去年は、焼き菓子のセットくれたかな?

いとこの方は、律儀にその10日後くらいに、お返し送って来てくれて嬉しかったです^^リーガロイヤルホテルのバームクーヘンとお菓子とタオルのファンシーセット~☆


映画のほう、香りの抽出方法が何通りも詳しく説明されていたり、その他、香りや香水に関する蘊蓄がたっぷりです。
ダスティン・ホフマンの老調香師役がキュートでなんだか可愛かったり、赤い髪をした女性が何人も出てくるんですけど、最後に殺害される女性の方、すごく魅力的です。パンフの方。レイチェル・ハード=ウッド。
馬車の窓から、馬に乗っている時、その赤毛が印象的になびいてすごく雰囲気があって、きれいです。
最後になってしまいましたが、人並みはずれた嗅覚をもつ主人公のグルヌイユ役をやっているベン・ウィショーもかなり力強い存在感でこのお話に深みを与えています。

主人公は、【香り=人をひきつけるもの】を持たずに完全に無臭な体質で産まれて来て、それを渇望し、なんとか手にいれようとします。才能にも恵まれてしまったんですけどね。
最終的には、大量殺人のあげくすべてを凌駕し、魅了する究極の香りを手にいれます。その香りの力はすべての人と人の壁を取り払い、大事な愛娘を殺害されたその父親にさえ「我が息子よ…」と言わせてしまうほどの…。

人々を凌駕し、魅了する究極の香りが、その魅力を持った女の人たちから抽出されるというのもあるようなないようななんだか怖い話です。その抽出方法もかなり克明に追求されていました。

…確かに香水の材料って、植物系のものも動物系のものも、どちらも自然界にある人やものを魅了するものから抽出して、オイルやアルコールなどに移しているんですけど。
フリークが模倣しないようにと思わず少し思ってしまいましたw

そうやって、人の命をたくさん犠牲にし、その魅了する力を奪い、それは、世界を変えるのではないか!?というところまで話は行くんですけど、(この香水の力は一嗅で本当にすごいことなんです。映画のスポットなんですw)、そこで、人に認知されず、愛されず育ったグルヌイユがそれを使って行なったことは、ただ自分が、母から産み落とされ、自分を受け入れてくれなかった愛してくれなかった場所に戻って、人から究極のかたちで求められる事でした。
最後、猟奇的ですね。…食されてしまいました。…そういう映画と言うだけで閉じられてしまうのは悲しいので、ポイントはきっとそこじゃないですw

自分の内側の何か欠けている部分を満たす事だけをずっと強く渇望している人は、それによって人智を超えることを成し遂げてしまうことがあるかもしれないけど、もう本当に小さな自分自身を満たしてしまうだけで終わりで…

人や世界に何か、愛情と言ってしまっていいのかわかりませんが、何かを還す、渡すという気持を持っていれば、更にその先があったかも、、というか、その先に進むには、他を思うと言うことが必要なのかなと思いました。

かと言ってグルヌイユを責めたり非難する訳ではなくただ悲しいなと思うだけです。

自分に人を惹き付ける魅力がないと人からは絶対愛してもらえないと言う考えから、人は自分を装って、身体も、心も、性格も。
「こんな服が好印象」とか「男性は、こんなしぐさが可愛いと思う」とか「愛されるのは、男女ともに優しい人」とか。
確かに人の望むものをそのままやれば、身につければ、愛されるんだろうけど、やっぱり悲しいなとなんだか思ってしまいます。

誰かが都合のいいものを作ろうとしている感がなんだか、いなめなくて、、、

やっぱりそのままでは、難しいのかなって。

惹き付けるものを得たいということを究極迄いくと、このグルヌイユのように殺戮のあげく人から奪って、究極の香水をつけることを考えてしまうのかもしれないなと思います。

この映画は…なんとなく人に愛されていたくて、人を惹き付けようと香水をつけたり化粧を施したり自分を過剰に装ってしまう人たちへの揶揄ではないかと、、

そのままの自分で愛されたいと思うのは、けっこう、むずかしいんですけどね。
人って解り易い記号がないと、けっこう人を好きになれないところがあるし。

愛されたいんだから、そうすればいいと行動して、愛されて、利益を得ている人、恩恵を得ている人は、まあポジティブなんでしょう。きっと。

でも、こうしないと愛されないと思う事は、男女問わず、しんどいです。こうしないと許して受け入れてもらえないとかも。それは、恋人からも親からも周囲からも。
きっと疲れてしまうし、いきつくところは、もういいやと言う放棄か、グルヌイユのように(ま、そこまでいかなくても)なんとしても!です。

まず、親から愛情を貰って、、、と言う言い方をするけど、それは、必ずしも、親からでなくてもいいし、条件って必ず揃うものではないし、でも、どこかで、「そのままでいいよ」て言って貰えると、人ってつらくなくなるのかもしれません。

でも、人に「そのままでいいよ」って言うのは、きっと、みんな勇気がいるんでしょうね。
言ってしまっても責任が取れない事ってきっと多いです。
みんな、自分は、自由にしていたいけど、人には、こうして欲しいって思うところもあるんだろうなって。

私は、人にこう変わって欲しいって出来るならずっと、いいたくないです。自分があまり言われたくないから。言ったあとの責任なんて必ずともとれるものではないし、相手に変わってもらうより、もともとそういう別の人を探せばいいって思ってしまうところがあります。
後から、後悔することも多いけど。

むかしの制度だと、女性は優しく全部許して、きれいに身支度を整えておいて、男性は着飾らなくてもよくってその反対に男性は責任を全部かかえて、って言う決まり事があって、あと、子供は、親が何を言っていても、正しいと思って、全部受け入れて、枠をはみださない生き方を良しとして…。わかりやすい、自分が身につけたらいい記号と言うものが提示されていたけど、でもそれは、もう壊れつつあるんだろうな。

そう言うのに、あてはまらなくても、「そのままでいいよ」って、言い合って受け入れられたら、けっこう人生豊かなのかもしれないですね。



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よみうりホール

〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-11-1
読売会館7階(B2階~6階 ビックカメラ)

TEL 03-3231-0551
FAX 03-3231-4847
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よみうりホールよみうりホールは、東京都千代田区有楽町一丁目の読売会館7階にある多目的ホールである。世界平和記念館・日生劇場の設計でも知られる村野藤吾の設計により1957年にオープンした。有楽町駅の隣にあるという好立地からコンサート・講演会・試写会などに幅広く
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